車オタクが中古車買取店の店長やってます

中古車屋っぽい話とそうじゃない話いろいろ

40.親の車を勝手に売る事はできません。

おはようございます。

車買取店店長のタナカ@usedcarlife1です。

 

今日は結構真面目な話。

 

 

 

車を売る時。

お店によって、色々なルールがあります。

 

 

 

そのひとつ。

 

 

 

車検証の所有者と来店した人が異なる時。

 

 

 

たとえ家族であっても、

車検証上の所有者の「許可」が無いと契約できない

(=売却できない)というお店がほとんどです。

 

ちなみにここで言う「許可」は

親に売ってきてくれと頼まれたから」といった

来店者の口頭での申告は無効です。

 

原則は本人立ち合いの元での契約

それが無理なら電話での確認(生年月日等の本人確認含む)。

駄目なら所有者の実印を押した念書(※)を用意してもらう。

 

(※)名義変更用の委任状とは異なります

 

当店ではこれを徹底しています。

 

 

 

最近本当に増えたのが、

高齢の親の車を処分したい、というケース。

親名義の車を息子や娘が持ってきて売りたいという。

 

気持ちはよく分かる。

ってか、ぜひそうしてほしい。

 

 

 

でも、車は所有者の財産です。

 

まともな買取店は所有者の許可なく車を買い取る事は出来ません

それが例え認知症の親の車だったとしても。

親が入院していて余命わずかな場合でも。

 

 

 

なので提案なのですが。

 

 

 

高齢の親が車を購入しようとしているなら、

その「子(あなた)」を所有者にし、「親」を使用者にしてください。

車を手放す時には「所有者」の印鑑証明書と実印が必要です。

そして先ほど述べたとおり、買取店で売却する時は

所有者」の許可があれば問題なく契約できます。

 

これなら親の運転に危険を感じるようになった時、

あるいは親が亡くなった時、

所有者である「子」の意思と書類だけで車を売却できます。

 

 

 

てか国土交通省。あと警察もか。

 

免許返納を勧めるのと同時に

その前段階としてコレもいっしょに勧めてくれ。

「子」を所有者にして高齢の「親」を使用者にする。

 

そうすればボケた親の車を処分したいっていう子を

困らせる事がなくなるから。

所有者死亡の時の面倒な書類集めもなくなるから。

 

 

 

正直、思い付きでここまで書いてるけど

任意保険や相続とかの絡みで何か問題あるかなぁ。

 

もちろん、金に困った子が勝手に車を売るっていう危険性はある。

買取る側のこっちとしては、所有者が売るって言ったら

それ以上の詮索はしないもんね。

 

そこは車購入時(名義変更時)に

家族でしっかり話し合っておいてくれとしか言えないか。

 

 

 

さて、問題は

・親が認知症でまともに会話ができない。文字も書けない

 

あるいは

・入院していて面会が困難

 

こういった場合の時。

 

 

 

ここから先は、買取店としては

はっきり言ってアウトな事を書くけど。

 

 

 

ご家族の方が所有者様本人に売却の意思を確認して頂き、

本人の目の前で誰かが代筆で契約書に署名してください

って言って、契約書を持ち帰ってもらう。

 

んで後日、本人確認のための免許証のコピーといっしょに

署名された契約書を持ってきてもらう。

 

当然買取店側が、本人の目の前で書いてもらったかどうかなんて

事実確認なんかできない。

店を出て隣の喫茶店でササっと書いて持って来られても分からない。

 

こんな面倒な言い方はせず、

ここで親の名前であなた(子)がサインしてくれればいいですよー

なんていう店の方が多いかも。

 

後から大問題になる可能性があるから

私はこの方法を選ぶくらいなら買取を諦めます。

 

「お客様の責任で親御さんの印鑑証明など用意して

陸運局であなたの名前に名義変更してから持って来て下さい」

って提案するのが精一杯かな。

 

 

 

なんにせよ、

親が高齢で運転が危なっかしい、

でも本人は車を手放そうとしない、免許を返納しようとしない。

 

そういった事態に備えて、早い段階から親と事前に話し合っておくか

上記のように車の名義を変えておくか。

ここを読んだ人はぜひ対策をしておいて下さい。

 

 

 

親が健在の場合、高齢者の危険運転は決して他人事ではありませんよ

ここまで読んで頂きありがとうございました。

 

 

 

 

 

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