車オタクが中古車買取店の店長やってます

中古車屋っぽい話とそうじゃない話いろいろ

93.大雨による車の冠水対策。

残念ながら、高台に避難する以外、確実な方法は無いと思います。

 

 

 

車買取店のタナカ@usedcarlife1です。

 

 

 

私の住む地域でも過去、洪水による車の冠水被害が起こり、

当社でも10数台の水没車を引き取らせてもらった事があります。

その話はまた後日にでもするとして。

 

 

 

当時洪水のニュースが流れた翌日あたりから、

「廃車買取業者」を名乗る他県ナンバーの車が

多数目撃されるようになりました。

 

冠水し動かなくなった車を無料で引き取りますよ、と

水没した地域の住民に片っ端から声をかけていたそうです。

 

そしてなかには「どうせ廃車だとお金かかるしタダなら・・・」と

そういった業者に依頼、後日積載車で車を引き取りに来るという

取り引きをした方もいらっしゃいました。

 

 

 

問題になったのは、契約書も交わさず、印鑑証明など書類ももらわず

ただ車だけを引き上げていった奴がいた事です。

要は名義変更できないのに車だけ持って行かれた、っていう事案ですね。

 

被害に遭った方(後日別の車で当社を利用されてその時に聞いた)も

車以外に自宅も床上浸水で大変な状況になっており、

車を渡す時も冷静な判断が出来なかったそうです。

 

後でその事に気付き、もらった名刺の番号に電話しても

その番号は使われておらず、まあ金銭的な被害が無いなら良いかと放置してたら

翌年自動車税の請求が来たとの事。

 

そりゃそうですよね。名義変更されてなければ。

そこからは詳しい話は聞いてませんが、相当面倒な思いをしたそうです。

 

 

 

他にも、「廃車手数料はかかりません」と言われて話を進め、

書類を渡し車を積載車に積んだところで

引取手数料」を数万円、請求されたというケースもありました。

 

要は他県からわざわざ来てやってるのだから、

その手間賃を寄越せ、というワケですね。

この方も家の片付けでゴタゴタしてて面倒で払っちゃったそうです。

 

 

 

あとこれは・・・あくまでウワサ話です。

事実かどうか私は知りません。

 

洪水があった隣県の某大手中古車屋が社長命令で社員総出で

被害に遭った地域に行き、水没車を100台以上引き取ったそうです。

さすがに大手の中古車屋なので、手続きはちゃんとした手順を踏んで。

 

その引き取った車を簡易クリーニングし、輸出業者に流し、

億単位の利益を得た、とその社長から聞いたウチの役員人がいます。

 

 

 

まあ何が言いたいかっていうと、

水没車でも商売できちゃうんですよ。金稼ぎ出来ちゃうんです。

だから悪徳業者が大挙して被害に遭った地域に押し寄せます。

 

もちろん、中にはまともな業者もいますよ。

 

TAU」さんとか「はなまる」さんとか「廃車王」さんとか。

廃車に関する専門店さんですので手続き上の信頼はできます。

対応が良いかどうかは私の口からは言えませんが。

 

なので、不幸にも車が冠水被害に遭ったとしても

それを廃車手数料無しで引き取ります、と言ってくる業者もどきには

十分注意して下さい。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

さて、個人レベルでできる冠水対策。

 

まず洪水ハザードマップなるもので各地域確認できるかと思いますが。

重ねるハザードマップ

 

大小問わず、「河川」と呼ばれるものが氾濫したら、

低い地域に駐車している人は大人しくあきらめましょう。

 

ぶっちゃけ、ウチもだ。

 

近所に中規模の川が流れてるけど、溢れたら確実に地域一帯沈む。

そして近所に高台は無い/(^o^)\

 

床上浸水レベルに対応するには

パチンコ屋なんかの立体駐車場に停めさせてもらう他ないでしょ。

それも近所に無い場合はあきらめるしかない。

 

 

 

そうじゃなくて、近所の用水路やその程度の小規模な川が溢れた場合。

低い土地で床下浸水が起きるレベルの洪水の場合。

ひざ上くらいまでの水の高さね。

 

これはまだ何とかなるかも。

 

まず、駐車場がわずかでも斜面になっているのなら、

傾斜の高い方にフロント(エンジン側)を向けて停めます。

これだけでもエンジンが水に浸かるのを防げるかもしれません。

 

もっと確実なのは、こういったスロープを使って

さらにフロントの高さを稼ぐ。

3780円

 

これでフロントの高さを10cm稼げます。

 

 

 

洪水時、一番怖いのはエンジンが水に浸かる事

 

いろんな隙間からエンジン内部に水が入った状態で

エンジンをかけるとどうなるか。

 

ウォーターハンマー 車」でググってみて下さい。

エンジン死にます。

 

なのでエンジンが水没した場合、水が引いても

絶対にエンジンを

かけようとしないで下さい。

 

できればECU(コンピューター)などにも通電させたくないけど

今の車ってキーレスで解錠しちゃうと

ウェルカムモードっていうか、いろいろ機能が目覚めちゃうからなぁ。

 

ドアを開ける時もメカキーで開けた方が良さそう。

警報ビービー鳴るかもしれんけど。

 

 

 

なんにせよ、駐車場が冠水した場合、

できるだけエンジンが水に浸からないように

フロントの車高を稼ぐのが大事です。

 

 

 

なんならジャッキアップしちゃうか。

 

車載工具でも油圧ジャッキでもいいから

タイヤ交換時の要領で最大限ジャッキアップして

ウマをかます

 

これで最大限上げて・・・

7480円

 

こいつをかます

2999円

これでうまくいけば高さ40cmくらい稼げる。

濁流にならなければ前後ともジャッキアップしといても良いかも

(ホイールパクられる可能性も出てきてしまいますが)。

 

 

 

最悪トランクや後席は水没しても、簡単に水は抜ける

輸入車などトランク下に電装品がある車はゴメン、対象外)。

 

とにかくエンジンと、前席足元周辺は水没させたくない

前席足元には車の頭脳ともいうべきECUがあるからね。

なのでできるだけフロントの車高を稼ぎましょう。

 

 

 

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ホント、こないだの雹害もそうだし震災や津波もそうだけど、

河川の決壊などの災害に遭ってしまったら一旦大人しく車はあきらめて

自分と家族の身を守る事を第一に考えよう。

 

そのうえで、車に対してできる事があればやろう。

そのためにハザードマップはちゃんと確認しておきましょうね。

あと、内容確認したうえで車両保険にはちゃんと入っておきましょう。

 

以上、ここまで読んで頂きありがとうございました。

 

 

 

 

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