車オタクが中古車買取店の店長やってます

中古車屋っぽい話とそうじゃない話いろいろ

190.オートオークション(AA)でのクレーム。

車買取店店長のタナカ@usedcarlife1です。

 

 

 

私たち買取店はお客さんから買い取った車のほとんどを

オートオークション(AA)に出品します。

 

これはどこの大手買取店でも同じでしょう。

 

 

 

AA会場として規模の大きな会場は

・USS

・TAA

・HAA

・CAA

・ミライブ

・JU

あたりが挙げられるでしょうか。

 

毎週決まった曜日に開催されています。

例えば今日木曜日ならUSS東京会場や

TAA関東及び中部会場か開催されていますね。

 

 

 

このAA会場。

 

 

 

ぶっちゃけ、出品店側に有利な所が多いです。

 

 

 

例えば昨日の記事でもちょっと触れた「クレーム」

 

 

車を落札した業者は落札した車に不具合があれば

規定の期間内(約1週間以内)にAA会場にクレーム申請する必要があります。

 

 

 

木曜日にAAで落札した車は落札店まで届くのに近場なら翌日、

遠方なら5日以上かかる事もあります

(その場合は遠方申請してクレーム期限を延長しますが)。

 

AAのクレーム期限は開催日から5日後くらいまでって所が多いんです。

 

落札店は届いた車をすぐにチェックし試乗したり装備品の動作確認をし、

AA会場の検査員が見落とした修復跡が無いかなども調べ、

何かあれば期限内に申告しなければいけない。

 

なお、クレームは一台につき一度しか申請できません。

後から別の不具合が見付かっても一度クレームを申請した車両は

一切受け付けてもらえません。

 

さらにクレームと認められても不具合箇所については原則、

正規ディーラーで修理見積を取る」あるいは社外ナビなどの部品は

部品メーカーの修理見積を取る」必要があります。

 

その見積書をAA会場に提出し、出品店と交渉に入り、

最終的に出品店から修理代分として値引きしてもらうか、

取引をキャンセルするかAA会場を通して取り決めます。

 

 

 

とーーーーっても面倒。

 

 

なのでAA会場のクレーム担当側から、

これくらいの金額の値引きで妥協しませんか」などといった

提案を受ける場合もあります。

 

 

 

昨日の記事に書いたエンジンチェックランプ。

 

used-car-life.hatenablog.com

 

出品表に記載されておらずクレーム期間内に再度警告灯が点灯した場合、

当然落札店はAA会場にクレームを入れます。

一部車両を除き、おそらく申請は通るでしょう。

 

その後ディーラーに持ち込み修理見積だけを出してもらい、

その見積書をAA会場にFAXし、あとは出品店がいくらまで負担するか、

落札店がどれくらい妥協するかの交渉に入ります。

 

クレームを入れたからといって全額補償されるワケではないんですよ。

 

仮に修理見積が5万円だったとして、

出品店は「出品時に異常は無かったんだから2万円しか出さない」

全額出そうとは決してしません。

 

ただ、出品店側はキャンセル対象のクレームで落札店にキャンセルされると

そこまでの陸送費などの経費を全額出品店側に請求されてしまうので

ある程度の妥協はします。

 

だからまず出品店側は何県の業者に売れたのかを確認しますw

 

なお、見積を出してもらったディーラーにはクレーム申請が解決するまで

修理しないように頼まなければいけません。

解決前に修理を始めてしまうとクレーム申請が却下されてしまいます。

 

ディーラーさんにも迷惑かけるから嫌なんだよなぁ・・・

見積だけ取って修理しないってケース多いもん。

付き合いあるディーラーさんだと見積代いらないって言うけど心苦しい。

 

 

 

なので泣き寝入りする落札店も多いでしょうね。

 

実際ウチは出品店側になる場合がほとんどですが

たまに落札店側となって車を仕入れ、中途半端な不具合があると

クレーム申請しようかかなり悩みます。

 

 

 

出品する側の立場としては、極力不具合を隠そうとします。

 

昨日の記事に書いた通り、原因が分からないまま警告灯を消したり、

ベルト鳴きを消すために素人レベルの調整したり、

じわじわと空気が抜けるタイヤに出品直前に空気足したり。

 

クレーム期間過ぎるまでバレない事を狙って。

 

規約上は出品店は不具合箇所があれば自己申告するように、

となっていますが守っている店は無いでしょう。

検査員に委ね、落札店が見落とすようならそちらの落ち度、というのが現状。

 

私は出品店側なので偉そうに言えませんが、

オークション会場側としてはとにかく台数を集めたいので

こういった出品店有利な状況が変わらないでしょうね。

 

オークション会場も他会場よりも車を集めようと必死ですから。

 

なので中古車市場には、検査員や落札店が見落とすような不具合のある車が

少なからずあるハズです。

 

昨日に引き続き書きますが、

中古車を買う時は必ず保証に入ろう。

そこをケチると痛い目に遭う事もありますよ。

 

 

 

以上、ここまで読んで頂きありがとうございました。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

エンジンの白煙対策に

 

 

 

WAKOS エンジンパワーシールド

 

少し古いけどそこそこの値段がつく小売り向けの軽自動車等で

AA出品前に白煙が気になったらコレ入れます。

昔からの定番商品ですね。

 

もちろん、既に白煙が酷い車には根本的な対策にはなっていませんが、

少なくともしばらくの間は白煙は確認しにくくなります。

 

本来の目的はエンジン内部でのオイル漏れを防ぐもので、

ガソリンエンジンにもディーゼルエンジンにも対応しています。

 

 

 

白煙噴いてる車は査定時に値段大きく下げますから、

多少高い製品ですけどコレで買取店を誤魔化す事ができるかもしれませんよ。

 

お気付きかもしれませんが、本題で書いてる「落札店にバレなきゃいいや」の内容、

お客さんからしたら我々買取店にも同じ事ができますからね。

 

 

 

なお私は個人的に低年式過走行の車を所有する事が多いんですが、

白煙やオイル漏れ対策としては

指定よりも粘度の高いエンジンオイルを入れるようにしてます。

 

低燃費エンジンで粘度指定が0W-20だったとしたら、5W-30入れたり。

メーカー推奨ではないですし車種によっては危険なので自己責任で。

多少燃費は悪くなってるかもしれませんが気付く程度ではありません。

 

 

 

それではまた明日もよろしくお願いします。

 

 

 

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